アイデアソン開催報告

2月12日(月・振替休日)に戸田市新曽南多世代交流館(さくらパル)にて、
「e-Toda(いいとだ)オープンデータ・アイデアソン」
を開催いたしました。

アイデアソンには、80名ほどの多数の方にご参加いただき、ありがとうございました。中でも休日にも関わらずご参加いただきました二十数名の戸田市職員の方や、埼玉県内外の自治体職員の方々の関心の高さには驚かされました。

一方、市内事業者やいわゆる埼玉都民と呼ばれる方々(都内へ通勤・通学する方々)の参加が期待するほどではなかったことで、私たちの課題は、シビックテックをもっと広め盛り上げることだと認識しました。

さて「e-Toda(いいとだ)オープンデータ・アイデアソン」ですが、既にお知らせした通り、官民データ活用推進基本計画の重点8分野のうち、戸田市と関わりが大きいと思われる
・防災・防犯
・健康・医療
・子育て・教育
・街づくり、人づくり・商工
・電子行政
の5つのテーマに分かれて、戸田市が保有・公開するデータを含め、データの公開や活用方法を議論する。という建前でCode for TODA・戸田市役所・一般財団法人日本情報経済社会推進協会・Code for SAITAMAの共催で開催されました。

ファシリテーターには、筑波大学の川島宏一教授はじめ著名な方々に参加いただき、いざ、議論が始まると会場全体の温度が一気に上がったように感じました。
Code for TODAのメンバのほとんどがアイデアソン初参加で、本当にアイデアソンなんてできるのかと不安もありましたが、まったくの杞憂でした。市役所職員の方々、JIPDECさん、ファシリテーターのみなさまには本当に感謝いたします。

アイデアソンの様子を全て記録したいところですが、長くなってしまいますので、各テーマごとの議論の内容と、参加メンバの感想のみを抜粋して記載しておきますので、写真と合わせて当日の熱気を感じてください。

健康・医療 「豊かな100歳　〜80歳まで働ける戸田市〜」 ■参加メンバーの感想 今まで流されるように年を取ってきたが、まだまだ先は長いことを再認識し、いつまでも働ける(社会貢献できる)環境つくりの必要性を感じた。 アイデアを具体化するために、現役世代とは異なる条件での、マッチングの仕組みづくりの必要性を感じた。 また、マッチングの仕組みづくり自体が新たな仕事になる可能性もあると思うので、進めていければと思う。
電子行政 「行政手続きってなんて大変なんだ！！」 ■参加メンバーの感想 ・市役所の職員が多く参加しており、普段感じている疑問や不満をとりあえず話してみると、すぐに反応があって、とても話しやすく、議論が途切れなかった印象がある。また、市役所業務の実態の話も聞くことができて、その話に刺激された意見も出てきた。今まで見えなかった、市役所のテーブルの内側で働く人たちのことを考えるきっかけとしても役立っていたと思う。 ・私にとって初めてのアイデアソンで、当日までは難しいのではないかと考えていたが、そんなことはなかった。回を重ねることで、少しずつ市民の参加者が増えるのではないかと考える。 ・ファシリテーターの発案で2つのチームに分けて、1つのチームに6人で話し合うことに なったが、人数としてちょうど良かったと感じた。
防災・防犯-1 「tocoプリ防災編」 ■参加メンバーの感想 幅広い年齢層の方がグループに含まれていたため、各年代で(良い意味で)異なる意見が交わされていた。私自身は普段はシステムエンジニアとして働いているため、自然にシステム目線(ハッカソンを意識した)での考え方をしてしまうが、一般参加の方や行政の方はシステム化を意識しないあるべき防災について述べられていたため、今回のアイデアソンの醍醐味が大いに感じられた。 戸田市民全体に対し、防災への意識づけしていきたいと思った。 防災・防犯-2 「e-Todaうつくしミシュランアプリ」
子育て・教育 ■参加メンバーの感想 ・幾つものアイデアが皆さんから出てきましたが、一貫した思いが端々に見え、この人は、これを課題として重要視しているということが分かり、多様な考えを見ることができました。 ・全ての方が思うように、自分の考えを述べることができるためには、もう少し、固定化したアイデアソンのやり方で、考える時間、発表できる時間、案を説明する時間がもう少し長い必要性を感じました。 ・様々な人の専門的な、また、日常的な考えを聞くことができ、良い体験をしたと思います。
街づくり・人づくり・商工-1 「町会SNS」 街づくり・人づくり・商工-2 「コミュニティ×合せAIアプリ」 街づくり・人づくり・商工-3 「空き家を利用して街の活性化」

ご参加、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。